スペシャル対談にもあるように、『ハイドライド』は発売後一年以上、売り上げランキングの上位に入り続けました。ここでは、『ログイン』のコーナー『ソフトログ』を見ながら、その順位の推移を見ていきましょう。
1985年3月号
発売前、まだランキングに登場する前の、新作紹介ページ。グラフィックの評価は高いが、難易度については「少々強すぎる」との評価がなされている。
1985年5月号
『ハイドライド』ランキング初登場。まずは4位と控えめな(?)デビューを飾る。この時点ではまだPC-8801、X-1、PC6001の三機種でしか発売されていない。『ハイドライド』伝説の第一歩がここから始まる。
1985年6月号
登場2ヶ月目にして1位に輝く。ランキング集計時にはFM-7版が発売されており、人気が爆発した。2位にはそれまで連続1位の記録を更新し続けていた『野球狂』がランクインされているが、その記録更新をストップさせたのがこの『ハイドライド』だった。
1985年7月号
先月に続き、2ヶ月連続1位を獲得。アクション(アクティブ)RPGの先鞭をつけた『ハイドライド』が、ここにきて認知され始めた、という感じ。
1985年8月号
連続1位は続く。この月の集計にはMSX版が加わり、さらに人気はヒートアップ。月を重ねるにつれて移植版が発売されるので、人気は衰えを知らない。
1985年9月号
4ヶ月連続の1位を獲得。この頃から続編『ハイドライドII』の話もチラホラと出始める。また、他社から似た内容のアクションRPG作品がリリースされ始めたのもこの頃。
1985年10月号
連続1位記録を更新。この号、前号と1-2位は『ハイドライド』と『イー・アル・カンフー』。『ハイドライド』もMSX版が出て盛り上がっており(ちょうど写真もMSX版)、MSXパワー爆発といった感じ。
1985年11月号
ついに、1位の座から陥落してしまった『ハイドライド』。しかし、連続1位の新記録を樹立し、この月も落ちたとはいえ2位。この頃にはMSX2版も発売され、まだまだ人気は衰えていない。ちなみにこの月1位に輝いた『テグザー』は、『ハイドライド』同様ファミコンを含む様々な機種に移植され、1985年の代表的な人気作となった。
資料提供:株式会社アスキー
1985年12月号
左ページ(1位と2位)からも落ちたものの、MZ-2000版(発売はキャリーラボ)の発売も決定し、さらに『ハイドライドII』も発売と、話題には事欠かない。この後、一旦ランク外まで順位を下げるが、再び浮上。『ハイドライドII』とともに“兄弟ランクイン”を果たし、発売後二年近くに渡り上位にランクインし続けたのである。そして、1985年度のBHS大賞を受賞することになる……。