ぅ〜、終わった……ってウソ。全然終わってねぇの。ゲーム本編の進行もキツめなんですけど、コッチの作業も全然遅れてんの。
さて、この『ミュージアム』、様々な方のご協力もあり、何とか形にすることができました。『ハイドライド』に関する、“アツい”想いをまとめてみたつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。みなさんの“俺のハイドライド”は見つかりましたか? 今回、かなり好き勝手にやらせてもらえたので、個人的には結構満足しています。内藤氏と山下氏のスペシャル対談も、「出来たらイイねぇ〜」とは話していましたが、まさか実現できるとは思っていませんでしたし。ホント、石の上にも三年、想い続けることは“力”ですね。

最後に、本作品を製作するにあたり、ご協力していただいた各雑誌社のみなさん、ありがとうございました。もうこんなことは二度としません……いや、するカモ(笑)。そして、ワガママを聞いてくれた開発スタッフのみんなと、ハードに弱い私を助けてくれた篠キチ氏、Thanks!(いぎぃ)

回の『ハイドライド』Windows版は、元祖『ハイドライド』に思い入れのあるスタッフを集めるところからスタートしました。「『ハイドライド』が好き!」というのが、このプロジェクトチームに参加するための唯一無二の条件だったのです。もちろん篠キチもその一人、自称『ハイドライダー』として、プロジェクトへ参加を希望しました。
実際に復刻版を作るにあたって、あの『ハイドライド』に一体どんなアレンジを加えたらよいのかと大変頭を悩ませました。さんざん考え抜いた挙句に出した結論は「『ハイドライド』は『ハイドライド』であるべし!」ということでした。アレンジはグラフィックとサウンドのリニューアルにとどめ、あえてゲームシステムには一切手を加えないことにしたのです。もちろん『ハイドライド』が既に完成されたゲームだったからというつもりはありませんし、これが今プレイしても色あせないゲームだなどとはお世辞にもいえないのですが、現在のゲームから失われつつある何かを『ハイドライド』は教えてくれるのではないかという気がしたのです。はじめて『ハイドライド』をプレイされた方、十数年振りにプレイされた方、このWindows版『ハイドライド』はいかがでしたでしょうか。

最後に、内容にこだわるあまり雑誌編集者の方々をはじめ、業界関係者を多数巻き込んでしまったこのプロジェクト。お忙しい中ご協力頂いたみなさん、本当にどうもありがとうございました。(篠キチ)


再録版編集後記

う2年になるのか…。この『ハイドライドミュージアム』再録版の編集にとりかかったときの正直な感想である。
おかげさまでWindows版『ハイドライド』は好調に売り上げを伸ばし、その年の暮れには復刻シリーズ第2弾となる『ハイドライド3 GoldPack』もリリースすることができた。インターネット販売用に制作したダウンロード版も予想をはるかに上回る反響を得て、そして今回『ハイドライド1・2・3』を発売する機会をいただいた。2年前、篠キチを含めた若いスタッフの熱意で始まったこのプロジェクトがこれほどまでに息長く続いてくれたことを、そしてそのすべてに担当として携わり続けられたことを心から嬉しく思う。
『ハイドライド1・2・3』は2年間にわたる一連の『ハイドライド』復刻シリーズの集大成であり、おそらく締めくくりとなる作品である。20世紀への置き土産と言うには少し遅くなってしまったが、そのぶん応援して下さったユーザーの方々やスタッフの熱い想いを目一杯につめこんでいる。このT&E SOFTからの贈り物が、手に取っていただいた皆さんに喜んでいただけたなら幸いである。
時代が変わり人が変わり、それにあわせるようにしてT&E SOFTも変わっていく。それは悪いことではないし、そうやってT&E SOFTを成長させていくことは我々の使命でもある。しかし決して変わることのない、失くしてはならない想いや情熱があることもまた確かである。その“しるし”の一つとして、受け継いだ想いと我々の情熱を結集させたこの作品をここに残していきたいと思う。(篠キチ)

 

■ハイドライドミュージアム(再録版)
■2001年5月23日発行
■発 行/株式会社ティーアンドイーソフト
■発行人/横山俊朗
■監 修/吉川泰生
■編集長/伊津野賢二
■編 集/木口士朗、篠田健吾、川地順子
■協 力/株式会社アスキー:TECH Win編集部、ログイン編集部
     株式会社角川書店:コンプティーク編集部
     ソフトバンク株式会社
     株式会社徳間書店インターメディア・カンパニー
     電波新聞社:マイコンBASICマガジン編集部
     (五十音順)
■資料写真提供/シャープ株式会社、ソニー株式会社、
     日本電気株式会社、富士通株式会社
     (五十音順)
■再録編集/篠田健吾、新田達弘

(C)1984,1985,1987,1999,2001 T&E SOFT, Inc.
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