写真提供:シャープ株式会社

■X1

『パソコンテレビ』というキャッチコピーで発売された『X1』は、MZシリーズの開発部署とは全く別のテレビ事業部で作られただけあって、スーパーインポーズ機能やテレビコントロール端子など“らしい”機能が搭載されたパソコンでした。カセットテープから長い時間をかけてプログラムをロードしていた時代ですから、その間テレビを見ながら待つことができるというだけでも画期的なことだったのです。

それ以降は3インチのフロッピーディスクを搭載した『X1D』や、PCエンジンを内蔵した『X1twin』などの個性的なマシンも発表しています。

その後グラフィック機能を強化した『X1turbo』、さらにグラフィックを強化し4096色表示を可能にした『X1turboZ』を経て、その流れは『X68000』へと続いていきました。

その『X68000』と同レベルのFM音源8重和音を実現するボードが発売されたため、同じゲームでも『X1』版だけBGMが豪華だったりして、けっこうお得な一面も持ったマシンだったように思います。

X1/C/turbo/F
(テープ版:¥4,800)
(5インチFD版:¥6,800)
1985年1月発売

PC-8801版から一ヵ月遅れて発売されたのがX1版です。ほぼ同時に開発が進行していた両機種ですが、画面イメージはまったく異なり、さらに一部登場キャラや難易度も変更されています。

そして、一番の違いはPC-8801版の画面瞬時切り替えに対し、4方向にスクロールすること。これは、X1の持つPCG(プログラマブル・キャラクター・ジェネレータ)機能により可能になったもので、PC-8801版(とFM-7版)は試みたもののできなかったそうです。(『ハイドライド3』の頃にはクリアしてましたけどね)

グラフィックはいかにもPCゲーム的なPC-8801版に対し、アーケードゲームっぽい雰囲気でした。ドラゴンやオクトパスが出現しなかったり、バラリスが弱いというのも特徴ですね。