写真提供:日本電気株式会社

■PC-8801

NEC初のパソコン『PC-8001』の後継機として登場したのが『PC-8801』です。『PC-8001』の豊富なソフト資産を継承しつつ大幅な高機能化を実現しており、これ以降のPC-8801シリーズの礎となったマシンです。

『PC-8801』のようにBEEP音しか鳴らないパソコンというのは珍しくなかったのですが、それでも『ハイドライド』をはじめとする当時のゲームはそのBEEP音を駆使してBGMを奏でており苦労が偲ばれます。また8インチフロッピーのインターフェースや、オプションの入力装置にライトペンなんかがあるあたり時代を感じさせてくれます。

その後『PC-8801mkII』で5インチフロッピードライブが、さらに『PC-8801mkIISR』ではグラフィック性能が大幅に改善された上にFM音源まで搭載され、ホビーユースがほとんどだったパソコン市場においてその地位を確固たるものにしました。『PC-8801mkIISR以降対応』はパソコンゲームソフトの合言葉のようになり、PC-8801シリーズは8bit機の王者として長く君臨することになったのです。

PC-8801/mkII/SR
(5インチFD版:¥6,800)
1984年12月発売

この世に生まれた最初の『ハイドライド』、それがPC-8801版です。Windows版でもオリジナルモードとしてプレイ可能ですが、リリースされた当時は今までにないゲーム性にユーザーは驚いたものです。

“RPGといえば難しい操作”という印象があった時代、テンキーとスペースキーだけで操作できた『ハイドライド』は、今までRPGを敬遠していたユーザー層にも幅広く受け入れられました。日本にコンピュータRPGを広めたタイトル、とも言えるでしょう。

最初に発売された機種だけに、この後発売される他機種版と比べ劣っている部分も多々ありますが、一番残念なのは音楽が全てビープ音のみで構成されている点です。しかし、その制約(PC-8801のサウンド機能はビープ音のみだった)の中でも、しっかりと“BGM”しているところはさすがといったところでしょうか。

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