写真提供:ソニー株式会社

■MSX2

ゲームマシンとしての用途も大きく期待されていた『MSX』規格でしたが、強力なグラフィック機能を持つ『ファミコン』との争いに敗れ、日本で大きなシェアを獲得するには至りませんでした。そのグラフィック機能の強化をメインとして制定された『MSX』の上位規格にあたるのが『MSX2』です。

『MSX2』にはVRAM容量64Kバイトと128Kバイトの2種類の規格が制定され、発売当時はその容量によって普及機と高級機の住みわけがなされていました。しかしPanasonicの『FS-A1』とSONYの『HB-F1』が、ともにVRAMを128Kバイト搭載しながら30,000円を切る驚異的な低価格で立て続けに発売され、これ以降はVRAM128KバイトがMSX2の標準となっていったのです。

フロッピーディスクドライブやFM音源カートリッジが廉価で供給されたり、オリジナルの良質なゲームも多く発表されたため、『MSX2』はホビーユースに適したパソコンとして多くのファンを獲得しました。

どんどん構造が複雑化し中身がブラックボックス化していく近年のパソコン事情の中で、わかりやすい構造を持ち、仕様が万人に公開されている『MSX』や『MSX2』は、パソコンハードの勉強の入門用に適しているとして見直される動きもあり、10年以上が経過した今でも熱心なファンによって支えられ続けています。

MSX2
(テープ版:¥4,800)
(3.5インチFD版:¥6,800)
1985年7月発売

MSX2が発表された際、あまりにも魅力的なスペックだったため、すぐさま発売が決定したというMSX2版『ハイドライド』です。

MSXで培った技術を生かし開発されたMSX2版は、その機能を最大限に活かすため、またすべてのユーザーに堪能してもらえるよう、VRAM64K用(16色)と128K用(256色)の二種類、データが用意されているという豪華版でした。MSXでは単色だったキャラクタ達もカラフルになり、より幻想的な雰囲気を演出しています。

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